葱萬千住葱とは

葱作り80年の歴史ある葱農家は言う。
「葱は日々生きている。毎日自分の子供のように手塩にかけないといい葱はできない。
だから、葱作りはやめられない。」
そんな思いを込めて作られた葱。

1. 千住葱の質の高さ

葱萬の考える良い葱の定義とは?

1. 葱の味が濃い

葱に多く含まれる硫化アリルが「辛味」と「香り」のもとになる。
美味しい葱は、辛さは保ちながら、辛さよりも旨味が強いです。
そのため、料理を作るとき旨味が強いため塩を加える量を抑えられる利点があります。

2. 身がずっしりとして重みがあり、巻きが多い

良し悪しを見分ける際、身が詰まっていることが重要です。
同じ大きさの葱でも、葱萬千住葱は年輪巻きが多く身がずっしりとしています。
身には切った断面から水分があふれるほど水分をたっぷり含みます。

3. 甘味が強い

加熱するとさらに甘みが引き立ち、薬味にとどまらず葱単体で楽しむことも魅力です。
寒い時期になるにつれて冬の厳しい寒さに耐えるために葉に糖分を蓄えるようになり、より甘みの強い葱ができます。
それゆえ、葱の旬は冬でありこの時期にしか味わえない季節感を感じることができます。

千住には葱専門の市場がある。そこには古くから美味しい葱が集まる料理人から一目置かれる市場であった。そこで葱を専門に取り扱う商人を葱商と呼ぶ。葱商は葱の選別にたけているため、美味しい葱のみを扱うことができます。

2. 一流飲食店からの評価

近年、温暖化や関東近郊の都市化、農家の継承問題などの変化に伴う、葱の流通が変化してきている。葱萬は葱商としてのプライドと「千住葱」のブランド維持のため、確かな品質の葱を作る農家さんを選別し、また新たに発掘し、環境や供給の変化に合わせて「今一番おいしい葱」を選別し続けています。